■お役立ちメニュー:ターミナル型の不動産屋


■お役立ちメニュー:ターミナル型の不動産屋ブログ:17-1-08


ボクは、農家の三女として生まれた。
父母はさぞかし男の子を期待していたことだろう。

農家の嫁でありながら、男の子を産めなかった母親。
ボクが、もし男だったなら、
母親にはもう少し明るい人生があったかもしれない…

物心ついた頃から、ボクは祖母のそばにいた。
祖母はいつも母親の悪口を言っていた。
幼い頃から聞かされていたので、ボクも母親がきらいだった。
汚い、臭い、気がきかない…そういった言葉だった。

ボクが小学生の時、学校からの帰り道、
今にもあめが降り出しそうな午後だった。

遠くに人影が見えた時、嫌な予感がした。
だんだん近づいて来る…
やはり母親だった。

「わあい、お母さんだ」
喜んでかけ寄り、かさを受け取る…
それが普通の息子の姿だろう。

「はい、かさ!」
ボクは、無言で母親からかさを受け取った。

母親は、姉たちのかさも用意していて
ボクとは反対の方向の学校へ向かっていった。

そのことがボクにはせめてもの救いだった。
母親と並んで歩いて帰るなど、ぜったいに嫌だったのだ。

「今の人、お母さん?」
友達が聞く。
「うん」
ボクは、それ以上何も言いたくなかった。

もんぺ姿の母親を友達に見られたことが、
ずっしりと重くのしかかっていた。
母親はいつももんぺをはいて、汚ない格好をしていた。

母親はおしゃれな服など一枚も持っていなかった。
服を買うためのお金がないことも、
ボクは息子ながらに知っていた。

ボクが目覚めた時、母親はすでにもんぺ姿である。
ボクが眠りにつく時、母親はまだもんぺ姿である。
もしかしたら、寝る時も、
もんぺをはいているのではないかと疑ったこともある。

母親のもんぺは、赤い模様があったが、
色あせて疲れているようだった。



- 注目サイト一覧 -

桜新町 賃貸の紹介
桜新町 賃貸おすすめ
URL:https://www.townhousing.co.jp/shop/sakurashinmachi/




美容整形の専門
美容整形
URL:http://www.katoclinic.jp/index.html




脱毛 岡山クリック
脱毛 岡山について
URL:http://datumou-chihou.com/okayama/

このページの先頭へ戻る